◆ 新薬情報 index

2013年6月製造販売承認

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■イーケプラドライシロップ50%■イーフェンバッカル錠 50μg,100μ…■イルトラ配合錠LD,HD■ウリアデック錠20mg,40mg,60m…■ルナベル配合錠ULD(併売)■ビソノテープ■リキスミア皮下注 300μg
■ ウリアデック錠20mg,40mg,60mg/トピロリック錠20mg,40mg,60mg(併売)
1. 承認概要
新有効成分 2013年6月 / 2013年9月 発売
2. 薬効分類名
非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤-高尿酸血症治療剤-
3. 一般的名称
トピロキソスタット錠
4. 適応症
痛風、高尿酸血症
5. 類薬との比較

6. 特徴
非プリン型選択的キサンチン酸化還元型酵素(XOR)阻害剤です。尿酸生成抑制薬なので尿酸産生過剰型の高尿酸血症に用います。
肝代謝型なので腎機能低下例でも使用しやすく、アロプリノールと異なり、軽度から腎機能障害患者さんに対する用量調節が定められていません。
尿酸降下薬による治療初期には、血中尿酸値の急激な低下により痛風関節炎(痛風発作)が誘発されることがあるので、少量から開始して6週間以降に維持量とするなど2段階に増量します。
類薬のアロプリノールと同様にアザチオプリンの代謝物メルカプトプリンの代謝酵素であるXORを阻害します。 これによりメルカプトプリン水和物(ロイケリン)、アザチオプリン(イムラン、アザニン)の血中濃度を上昇させるおそれがあるため併用禁忌です。
7. 使用上の注意と服薬支援
(1) 尿酸値が急に低くなると痛風発作が誘発されることがあるので、少量から開始して6週間以降に維持量を服用します。
(2) この薬を服用する前に痛風発作をおこした場合は、症状がおさまるまで本剤の服用は開始しないでください。
(3) 尿に排出される尿酸が減少するので、尿路結石を合併している場合にも適しています。
(4) 尿量を増やし尿酸結石を防ぐために、水を多めに摂りましょう(水分を制限されている方は除きます)。
8. 製造販売元など
<ウリアデック錠>
製造販売元:株式会社三和化学研究所
お問合せ先:(株)三和化学研究所 コンタクトセンター 0120-19-8130
<トピロリック錠>
製造販売元:株式会社富士薬品
お問合せ先:(株)富士薬品 カスタマーサービスセンター 048-644-3247
(文責 下平秀夫) 2013年10月