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1. 承認概要 | ||
新剤型・新用量 2013年6月 / 2013年9月 発売 | ||
2. 薬効分類名 | ||
月経困難症治療剤 | ||
3. 一般的名称 | ||
ノルエチステロン・エチニルエストラジオール配合製剤 | ||
4. 適応症 | ||
月経困難症 | ||
5. 類薬との比較 | ||
6. 特徴 | ||
黄体ホルモン薬のノルエチステロンと、卵胞ホルモン薬のエチニルエストラジオールの配合錠です。 経口避妊薬(オーソ、シンフェーズ)と同一成分ですが、適応は月経困難症です。 2008年7月より発売されているルナベル配合錠に、今回低用量製剤(ULD)が追加され、ルナベル配合錠はLDに製品名変更されました。 また、これまで「子宮内膜症に伴う月経困難症」であったものが、「子宮内膜症」のしばりが取れて「月経困難症」に変更されました。 ULDは、LDに含まれるエチニルエストラジオールを0.035から0.02mgへ減量した薬剤であり、 これにより不正出血、血栓症などの発現頻度の低減が期待されています。 用法としては、1日1錠を毎日一定の時刻に21日間経口投与し、その後7日間休薬します。 この28日間を1サイクルとして、29日目から次のサイクルとして服用を開始します。 | ||
7. 使用上の注意と服薬支援 | ||
(1) 35歳以上で1日15本以上の喫煙者は心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告があるので使用できません(禁忌)。 (2) 初めて服用する場合、原則として月経第1~5日目に服用を開始してください。 (3) 万一前日の飲み忘れに気付いた場合、直ちに前日の飲み忘れた錠剤を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用してください。 2日以上服薬を忘れた場合は、気付いた時点で前日分の1錠を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用し、 その後は当初の服薬スケジュール通り服用を継続してください。 (4) 血栓症などの持病がある人は医師に伝えてください。また、本剤の服用により血栓症があらわれることがあるので、 下肢の疼痛・浮腫、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、急性の視力障害などが現れた場合には直ちに連絡、受診してください。 (5) 通常、休薬期間中に軽い生理がみられます。 | ||
8. 製造販売元など | ||
製造販売元:ノーベルファーマ株式会社 お問合せ先:日本新薬(株) 医薬情報センター くすり相談担当 0120-321-372 富士製薬工業(株) 富山工場 学術情報課 076-478-0032 |