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1. 改訂年月 | ||
2021年8月 | ||
2. 改訂内容 | ||
<追加>[下線部追加改訂] 【効能・効果】 小児: 非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛(ただし、他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る。) 〇中等度から高度の疼痛を伴う各種がん | ||
3. 解説 | ||
★経皮吸収型持続性疼痛治療薬であるフェントステープ(一般名:フェンタニルクエン酸塩)に、小児がん疼痛の適応が追加されました。わが国で初めて小児がん疼痛の適応をもつ強オピオイド経皮吸収型製剤となります。 【ここがポイント!】 本剤は、2010年4月に「中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛」の適応で承認され、2014年6月には「中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛」の適応を追加しています。 小児がん疼痛の場合、他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用しますが、初回貼付用量は本剤貼付前に使用していたオピオイド鎮痛剤の用法及び用量を勘案して、6歳以上の場合は、0.5mg、1mg、2mg、4mg、6mg のいずれかの用量を選択し、2 歳以上 6歳未満の場合は、0.5mg、1mg、2mg のいずれかの用量を選択します。 なお、6歳以上の小児の場合は初回貼付用量として8mgは推奨されず、2歳以上6歳未満の小児の場合は初回貼付用量は換算表を目安に選択しますが、2mgを超える用量は推奨されていません。 |