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1. 改訂年月 | ||
2023年6月 | ||
2. 改訂内容 | ||
<追加>以下、全文追加 【重要な基本的注意】 自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施した後、本剤投与による危険性と対処法について患者が理解し、患者自ら確実に投与できることを確認したうえで、医師の管理指導のもと実施すること。 自己投与の適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合には、ただちに自己投与を中止させ、医師の管理のもと慎重に観察するなど適切な処置を行うこと。また、本剤投与後に副作用の発現が疑われる場合は、医療施設へ連絡するよう患者に指導を行うこと。 使用済みの注射器を再使用しないように患者に注意を促し、すべての器具の安全な廃棄方法に関する指導を行うと同時に、使用済みの注射器を廃棄する容器を提供すること。 【薬剤交付時の注意】 患者が家庭で保管する場合は、光曝露を避けるため外箱に入れたまま保存するよう指導すること。 | ||
3. 解説 | ||
★アトピー性皮膚炎治療薬であるミチーガ皮下注用60mgシリンジ(一般名:ネモリズマブ(遺伝子組換え))について、在宅自己注射が可能になりました。 【ここがポイント!】 本剤は、4週間の間隔で皮下投与する抗体医薬品のアトピー性皮膚炎治療薬として2022年8月に発売され、2023年6月から在宅自己注射が可能となりました。 近年、新しい作用機序のアトピー性皮膚炎治療薬が続々と開発されています。経口薬としては、関節リウマチへの適応から始まったJAK阻害薬、本剤のような抗体医薬品、外用薬ではPDE4阻害薬が発売され、難治性の患者さんにも選択肢が増えています。 |