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1. 改訂年月 | ||
2021年9月 | ||
2. 改訂内容 | ||
<追加>[下線部追加改訂] 【効能・効果】 〈エンレスト錠100mg・200mg〉 高血圧症 <追加>[下線部追加改訂] 【用法及び用量】 〈高血圧症〉 通常、成人にはサクビトリルバルサルタンとして1回200mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最大投与量は1回400mgを1日1回とする。 本剤の詳細情報はこちら | ||
3. 解説 | ||
★慢性心不全治療薬であるエンレスト錠(一般名:サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物)の効能効果に、高血圧症が追加されました。 【ここがポイント!】 本剤は、ネプリライシン阻害作用を持つサクビトリル、およびARBであるバルサルタンを1対1のモル比で含む複合体です。 海外では高血圧症の効能・効果でロシアと中国でのみ承認されています(2021年6月現在)。 日本人の軽症または中等症の本態性高血圧症患者を対象とした国内第III相試験において、エンレストを1日1回200mg投与したところ、オルメサルタンに対して有意な降圧効果を示し、オルメサルタンを上回る24時間持続的な降圧効果を示しました ただし、過度な血圧低下のおそれ等があるため、原則として本剤を高血圧治療の第1選択薬としないこととされています。 ACE阻害薬、またはARBから切り替えて投与し、併用はできません。特にACE阻害薬から切り替える際には1日半空ける必要があるので注意が必要です。 なお、50mgには高血圧症の適応はありません。 更新 2023.07.01 詳細リンク設定 |