多摩都市モノレール全線開通

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 今回は1月10日に多摩都市モノレール全線が開通したので、その事について話を進めていきたいと思います。
 今回立川北〜多摩センター駅間が開業した。すでに1998年11月27日に立川北〜上北台5.4Kmが開通しており、これで多摩地域を南北に縦断する、全線16Km、19駅の開通となった。
 東西に走る8つの既設鉄道をつなぐことで新しい交通ネットワークができると期待されている。すなわち、玉川上水駅では西武鉄道拝島線と連絡している。今回開通した立川〜多摩センター駅では立川北駅と立川南駅でJR中央本線、JR青梅線、JR南武線と連絡、高幡不動駅では京王電鉄本線と動物園線、多摩動物公園駅では京王電鉄動物園線、多摩センター駅では京王電鉄相模原線と小田急多摩線と連絡している。全線乗車すると36分かかり、運賃は400円である。一日乗車券は850円。多摩モノレールカードは1000円、3000円、5000円の3種で有効期限はない。他に回数券も用意されている。
 1月10日開通当日、多摩センター駅前開業を祝うセレモニーが行われ多くの人が集まっていた。僕は、多摩センター駅10:26発の立川行きに乗り込み、終点の上北台まで行った。車体の色はシルバーオレンジ。(写真5)先頭車の車体長は15.5m、中間車の車体長は14.6m。運転席後部の座席は展望席となっていた。全て自動運転で15、25、35、40、50、60Km/hのいずれかで運転され最高時速は60Km/hである。開業日のせいかもしれないが、一名いる運転士はバスガイドのように、ずっと外の説明をしていた。
 多摩センター〜松ヶ谷駅は急勾配でどんどん上って行った。逆に、松ヶ谷〜大塚・帝京大学までは下りの傾斜が激しくジェットコースターのようであった。中央大学・明星大学駅は多摩都市モノレールで唯一の地上駅であり、駅に近くなるとどんどん地上が近づいてくるのがわかった。中央大学・明星大学からはモノレールにもかかわらずトンネルがありその中をどんどん上って行き、その先に多摩動物公園駅があった。程久保駅まではずっと急な下り坂であった。立川南駅でも車窓から開業記念のお祝で賑わっているところが見えた。立飛駅寸前で前の泉体育館と砂川七番の駅がもう見えていた。
 帰りに京王多摩センター駅ではキップ券売所の前で京王電鉄の職員3人が拡声器で「南武線立川駅へお越しの方は、稲田堤でお乗換えください。稲田堤までは190円です。」と声を張り上げ、多摩都市モノレールに対抗していた。京王バスも対抗してか多摩センター西口停留所を新設し、多摩センター〜中央大学駅の直通急行バスを1月11日から運行することになった。
 最後に、当日、京王多摩センターで撮影した3車両並んだ京王6000系の写真をご覧ください。

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