<改訂> 「パキロビッドパック 600/300が薬価収載され、一般流通に」
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【背景】パキロビッドパックは、2022年2月にラゲブリオに続く、2番目の経口抗新型コロナウイルス感染症治療として承認されました。2023年3月21日以前は登録センターに登録することで特定の医療施設だけに配分されていました。今回パキロビッドパック 600/300が薬価収載され、2023年3月22日以降一般流通されました。パキロビッドパック600は従来のパキロビッドパックと同等の製剤で、パキロビッドパック300は中等度の腎機能障害[eGFR(推算糸球体ろ過量)30mL/min以上60mL/min未満]の患者さん用のパッケージです。300は600と比べて、ブースターであるリトナビルの投与量は同じですが、抗ウイルス剤であるニルマトレビルが半分の投与量になっています。