<改訂> 「ゼビアックスとベピオの混で黄変の注意」記載されました。2024.02

抗菌薬・ざ瘡治療薬のゼビアックス(オゼノキサシン)の適用上の注意(薬剤使用時の注意)に「本剤は過酸化ベンゾイル製剤(ベピオゲル)と重ねて塗布すると黄色に変色することがあるため、皮膚や衣服等への着色に注意すること。」が追加されました。★こちらをご覧ください。

<理由>
これは オゼノキサシンのpH(約10.5)が、酸化剤である過酸化ベンゾイルと混ざることにより、塩基性から中性に変化するためと推察されています。

<対応>
両剤ともに、1日1回、洗顔後に患部に塗布する外用薬ですが、過酸化ベンゾイル塗布後は強い日光・紫外線が当たると乾燥やヒリヒリ感といった副作用が出る恐れがあります。そこで、例えばゼビアックスは朝に、ベピオは夜に塗布することで対処できると考えられています。使用期間としては、ゼビアックスはキノロン系の抗菌薬であり、耐性菌出現を避けるため、炎症性皮疹が消失した時点で中止することが多く、一方、ベピオは、赤味が引いた後も一定期間は塗布する場合が多いとのことです。

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