<改訂> アセトアミノフェン、5項目で禁忌解除

厚労省調査会は、2023年7月25日、アセトアミノフェン(商品名カロナール他)で禁忌とされている7項目のうち5項目への禁忌を解除する方針を了承しました。

 禁忌解除が了承されたのは、
1.「重篤な腎障害のある患者」
2.「重篤な心機能不全のある患者」
3.「消化性潰瘍のある患者」
4.「重篤な血液の異常のある患者」
5.「アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者」

【背景】
 今回の禁忌解除は、日本運動器疼痛学会からの等要望による。
(1)アセトアミノフェンは非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)に比べ腎機能、体液貯留等に対する影響が少なく、NSAIDs が使用困難な患者にも治療選択肢となる
(2)実臨床においてアセトアミノフェンは、腎障害、心機能障害のある患者に対して使用されるケースが少なくない
厚労省は、一般用医薬品でも医療用と同様に禁忌を解除することは可能だが情報を整理した上で、後日報告するとのこと。

下記参考にさせていただきました。
アセトアミノフェン、5集団で禁忌解除を了承 2023/08/02 吉永 真理 = 日経DI

<改訂> アセトアミノフェン、5項目で禁忌解除” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です